迷い猫と地域猫とのテリトリー争いは大丈夫?
外で生活している地域猫は、自分のテリトリー範囲内で行動しています。
その範囲内から自ら出ていって、どんどん遠くに旅に出るようなことは、ほとんど無いと言っていいでしょう。
地域猫は、自分の餌場から50メートルから100メートル位でテリトリーを作る事が多いです。
稀に行動範囲が広い地域猫もいたりしますが、基本的には上記のテリトリー範囲で行動して、侵入してきた外敵からテリトリーを守ります。
では、外に出たことのない完全室内飼いの迷い猫が、地域猫のテリトリー範囲内で地域猫とばったり出会ってしまった場合はどうなるのでしょう?
WEBや放送メディアなどの情報では、地域猫に追われて、迷い猫が遠くに行ってしまうと言われています。
心配される飼い主様も多いと思います。
しかし、私たちの捜索経験上ですが、ほとんどそうはなりません。
地域猫も活動範囲のテリトリーが、すべて自分の場所だとは思っていません。
新参者の迷い猫を追いかけたとしても、せいぜい10メートル程追いかける事がほとんどです。
自分がいる場所から迷い猫の姿が見えなくなれば、しつこく追っていくような事はしません。
迷い猫の方も、人に甘やかされて飼われている間に闘争本能が弱くなっているので、自分からテリトリー争いに飛び込んでいく事は少ないです。
そもそも迷い猫が外の世界に出てしまった時は、警戒して外の環境に慣れるまで、じっとして動かないことがほとんどです。
迷い猫捜索をする場所の中で、地域猫がとても多い場所があります。
テリトリー争いが多そうな場所で脱走した場合でも、逃げた場所のすぐ近くで隠れている場合が多いです。
飼い猫が居なくなってすぐの場合は、地域猫とのテリトリー争いなどで、迷い猫が遠くに行ってしまう事を過度に心配しなくても大丈夫だと思います。
しかし、様々な理由で時間と共に、迷い猫の行動範囲は少しづつ広がっていきます。
外の世界には多くの危険があります。
迷い猫がケガをするのは、他の猫とのテリトリー争いだけではありません。
なるべく早く保護して、安全な環境に戻してあげることが必要です。
ご依頼とご相談はこちらよりお願いします。
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